犬鳴山
2010年 10月 13日
犬鳴山を4年ぶりに、これまた久し振りのHaruさん、Hiroさんと歩いてきました。
福岡市の北東部に位置する犬鳴山は、いろんな意味で訪れる登山者は多くはない。そう、いろんな意味でだ。
1日中山中にいても誰とも出会わないと時も度々あり、朝から晩までひと言も言葉を喋らない山歩きも珍しくはない山なのだ。それほど他の登山者に会わない山域で、人と接するのが煩わしい時なんか良いかもしれない。
個人的には山に興味を持った頃、良く西山から犬鳴山界隈は歩き回ったものだが最近はご無沙汰が続いていた。確かに縦走路はアップダウンも多く、展望の開けたところは少ないが私は好きな山域のひとつなのだ。
福岡市の中心部からも15㎞程しか離れていない割には山深く、鹿も生息する様な自然豊かなところである。
余り時間がないときや、急に思い立った時なんか自宅からもそれほど時間を掛けずに登山口まで行け、自然の中にどっぷり浸れるのだ。
以前は山頂も樹木に覆われて眺望も無く報われない山頂だったが、現在は良いか悪いかは別にしても、
山頂を覆う樹木が伐採されて北から東方面の眺望が楽しめる山頂となっているようだ。
今回歩いたコースは4年前にも歩いた事がある「北犬鳴尾根」を巡る周回コースを選んだ。
当時歩いたときは膝上まで下草の生い茂る所や、踏み後の薄い所など歩きにくい所も有ったような記憶がある。
あれから4年、訪れる登山者の少ないこのコースですが、果たしてどうなっているかちょっと不安を抱えての入山でした。
犬鳴口(10:20)~旧道~犬鳴古道~古犬鳴峠~河原山~宮若山~忍岳~犬鳴分かれ~犬鳴山々頂~(藤七谷)~犬鳴口(14:30) 約4時間
登山口近くのコンビニでお二人と待ち合わせ、登山口のある新犬鳴トンネルの宮若市側に向かう。
県道21号線(福岡直方線)の新犬鳴トンネルを抜け、旧県道のゲート前に車を停める。
車の通る事のない旧県道を暫く行くと、右側に「犬鳴山登山口」と書かれている小さな看板がある。ここが藤七谷登山口で、今日はここに下山してくる予定なのでそのまま見送って先に進む。先で道は大きく左カーブしているが、登山口は真っ直ぐ進んだところに有るのだが今日はちょっと寄り道して旧犬鳴トンネルに立ち寄ってみる事にする。
全国的にも有名な心霊スポットと言われている旧犬鳴トンネルだ。若い頃には良く肝試しと称し出掛けたものだが、今ではご覧のように大きなブロックで塞がれており、入ることは出来ない。
ブロックの隙間から覗き込んでも中の様子は良く見えませんが、水滴の落ちる音だけがトンネル内に木霊していた。私のように霊感の無い人間には何も感じるものは無いのでしょうね(笑)
先程のカーブまで戻り、犬鳴古道を200M程進むと古道は大きく右カーブしている。そのカーブの手前から左下の川に下る目印と踏み後があるのだが、踏み後と言っても気を付けてみないと分からないだろう。ここが実質的な北犬鳴尾根の入口だ。足場の悪い急斜面を注意して下の川まで下り、上流方面に少し行って対岸に渡ると杉林の中に登山道は続く。この周辺にアケボノソウの群落があるが、お花好きのHiroさんには気の毒だが花らしい花はこれが最初で最後でした(笑)
以前は下草の生い茂り、歩きにくい杉林だったが現在は下草もなく歩きやすい登りとなっていた。
杉林を上り詰めると「古犬鳴峠」到着する。真っ直ぐ進むと久山町に行けるのだろう。
現在は福岡と宮若を繋ぐトンネルが「新犬鳴トンネル」で、その前が先程立ち寄ってきた「犬鳴トンネル」だからこの峠はそれ以前の歴史有る峠で、昔はこの峠を人々は往来していたのだろう。
それにこの峠から篠栗方面の猫峠方面にも行けるようである。
峠から右の尾根に取り付くが相変わらず人工林の杉林の急坂が続く。
ここで大きな鹿が2頭目の前えを横切ろうとしていたが、私達の姿を見て慌てて逃げ出していった。
奴らも突然表れた人間を見て、あたふたとした姿が実に面白い(笑)
いくつかピークを越えるとご覧のような気持ち良い縦走路と変わる。
河原山、宮若山と記したピークを越え、起伏のある縦走路を進むとこれまでに無い急登りが待ち受けている。脹脛の筋肉を目一杯伸ばし頑張ると忍岳に到着です。
花は無いし、いつまで続くアップダウンに痺れを切らしたHiroさんから「まだ着かんと~?」「もうこの山は一回来たら次は来んで良いバイ」とボヤキも聞こえてきます(笑)
このあと縦走路と合流します。左に行くと西山まで展望の無い起伏のある縦走路が続きます。
犬鳴山方面は右に進みます。途中、林道を横切りひと登りで犬鳴山に到着です。
山頂は広くも無く、狭くも無い地味な山頂です。
最近は北~東方面の木々が伐採されていて、西山方面の眺望が良い。遠くは福知山の山並みも見えている。ここでちょっと遅い昼食を済ませ、山頂から南側の藤七谷方面に下り犬鳴山登山口に向かう。
結局4時間ほど山中にいたが途中で鹿2頭と出会っただけで誰とも合う事も無く、静かな山歩きを満喫する事が出来た。
福岡市の北東部に位置する犬鳴山は、いろんな意味で訪れる登山者は多くはない。そう、いろんな意味でだ。
1日中山中にいても誰とも出会わないと時も度々あり、朝から晩までひと言も言葉を喋らない山歩きも珍しくはない山なのだ。それほど他の登山者に会わない山域で、人と接するのが煩わしい時なんか良いかもしれない。
個人的には山に興味を持った頃、良く西山から犬鳴山界隈は歩き回ったものだが最近はご無沙汰が続いていた。確かに縦走路はアップダウンも多く、展望の開けたところは少ないが私は好きな山域のひとつなのだ。
福岡市の中心部からも15㎞程しか離れていない割には山深く、鹿も生息する様な自然豊かなところである。
余り時間がないときや、急に思い立った時なんか自宅からもそれほど時間を掛けずに登山口まで行け、自然の中にどっぷり浸れるのだ。
以前は山頂も樹木に覆われて眺望も無く報われない山頂だったが、現在は良いか悪いかは別にしても、
山頂を覆う樹木が伐採されて北から東方面の眺望が楽しめる山頂となっているようだ。
今回歩いたコースは4年前にも歩いた事がある「北犬鳴尾根」を巡る周回コースを選んだ。
当時歩いたときは膝上まで下草の生い茂る所や、踏み後の薄い所など歩きにくい所も有ったような記憶がある。
あれから4年、訪れる登山者の少ないこのコースですが、果たしてどうなっているかちょっと不安を抱えての入山でした。
犬鳴口(10:20)~旧道~犬鳴古道~古犬鳴峠~河原山~宮若山~忍岳~犬鳴分かれ~犬鳴山々頂~(藤七谷)~犬鳴口(14:30) 約4時間
登山口近くのコンビニでお二人と待ち合わせ、登山口のある新犬鳴トンネルの宮若市側に向かう。
県道21号線(福岡直方線)の新犬鳴トンネルを抜け、旧県道のゲート前に車を停める。
車の通る事のない旧県道を暫く行くと、右側に「犬鳴山登山口」と書かれている小さな看板がある。ここが藤七谷登山口で、今日はここに下山してくる予定なのでそのまま見送って先に進む。先で道は大きく左カーブしているが、登山口は真っ直ぐ進んだところに有るのだが今日はちょっと寄り道して旧犬鳴トンネルに立ち寄ってみる事にする。
全国的にも有名な心霊スポットと言われている旧犬鳴トンネルだ。若い頃には良く肝試しと称し出掛けたものだが、今ではご覧のように大きなブロックで塞がれており、入ることは出来ない。
ブロックの隙間から覗き込んでも中の様子は良く見えませんが、水滴の落ちる音だけがトンネル内に木霊していた。私のように霊感の無い人間には何も感じるものは無いのでしょうね(笑)
先程のカーブまで戻り、犬鳴古道を200M程進むと古道は大きく右カーブしている。そのカーブの手前から左下の川に下る目印と踏み後があるのだが、踏み後と言っても気を付けてみないと分からないだろう。ここが実質的な北犬鳴尾根の入口だ。足場の悪い急斜面を注意して下の川まで下り、上流方面に少し行って対岸に渡ると杉林の中に登山道は続く。この周辺にアケボノソウの群落があるが、お花好きのHiroさんには気の毒だが花らしい花はこれが最初で最後でした(笑)
以前は下草の生い茂り、歩きにくい杉林だったが現在は下草もなく歩きやすい登りとなっていた。
杉林を上り詰めると「古犬鳴峠」到着する。真っ直ぐ進むと久山町に行けるのだろう。
現在は福岡と宮若を繋ぐトンネルが「新犬鳴トンネル」で、その前が先程立ち寄ってきた「犬鳴トンネル」だからこの峠はそれ以前の歴史有る峠で、昔はこの峠を人々は往来していたのだろう。
それにこの峠から篠栗方面の猫峠方面にも行けるようである。
峠から右の尾根に取り付くが相変わらず人工林の杉林の急坂が続く。
ここで大きな鹿が2頭目の前えを横切ろうとしていたが、私達の姿を見て慌てて逃げ出していった。
奴らも突然表れた人間を見て、あたふたとした姿が実に面白い(笑)
いくつかピークを越えるとご覧のような気持ち良い縦走路と変わる。
河原山、宮若山と記したピークを越え、起伏のある縦走路を進むとこれまでに無い急登りが待ち受けている。脹脛の筋肉を目一杯伸ばし頑張ると忍岳に到着です。
花は無いし、いつまで続くアップダウンに痺れを切らしたHiroさんから「まだ着かんと~?」「もうこの山は一回来たら次は来んで良いバイ」とボヤキも聞こえてきます(笑)
このあと縦走路と合流します。左に行くと西山まで展望の無い起伏のある縦走路が続きます。
犬鳴山方面は右に進みます。途中、林道を横切りひと登りで犬鳴山に到着です。
山頂は広くも無く、狭くも無い地味な山頂です。
最近は北~東方面の木々が伐採されていて、西山方面の眺望が良い。遠くは福知山の山並みも見えている。ここでちょっと遅い昼食を済ませ、山頂から南側の藤七谷方面に下り犬鳴山登山口に向かう。
結局4時間ほど山中にいたが途中で鹿2頭と出会っただけで誰とも合う事も無く、静かな山歩きを満喫する事が出来た。
by gen2t
| 2010-10-13 21:51
| 山